症状とは何か?正常な症状と異常な症状

症状には正常な症状と、異常としての症状があります。
正常な症状は、
・身体に悪いものが入ったら外へ出そうとする(咳、くしゃみ、お腹を下す、など)
・疲れを感じるから休む
・長時間のパソコンの作業で肩が凝る
などが例として挙げられます。長い目で見れば症状があるからこそ自分自身を守る事ができると言えるでしょう。
異常としての症状とは、アレルギー、免疫性の症状、神経痛、不安障害、などの事で、本来は害のないものに対してや、重要度の低いところに出てきます。
アレルギーは身体に害のないものに過剰に反応したり、免疫系の症状は自分自身の身体の必要なところを攻撃します。また、不安症状の一つである確認行為などは、鍵を閉め忘れていないか、水道の蛇口を閉めたか、など、確認して安全だとわかっているところが気になり続けます。
仕事でミスがないか気になり、結果的にミスのない良い仕事ができた、というのは正常な不安で不安障害ではありません。
また、一番怖い症状は無自覚という症状で、命に関わる臓器に関しては、ほとんど症状が出ません。
糖尿病において、カロリーを摂取し続けてしまう人についても、血糖値の異常よりも、足を切断するまで、危機感を感じないところが本質的な異常と言えると思います。
“異常があるから症状が出る”
と考えがちですが、人間の感覚は少々意地悪にできているようです。
正常な症状は問題ないのですが、異常としての症状は、命には関わらないところでは非常に強い症状が出て患者さんを苦しめ、本当に重要な命に関わる臓器などの異常に対しては無症状という性質があります。
当院では、老衰(心肺機能の低下による肺炎など実質の老衰も含む)まで施術をした患者さんが
2017年時点で4人います。
心臓の悪い方が2名、パーキンソン病の方が1名、肺気腫の方が1名、いずれも10年近く、月に2回程
施術をしましたが、10年に渡って他の病気が出る事はありませんでした。
また主に自閉症の患者さんですが、長期に渡って定期的に施術を行った子供についても、
他の病気が出る事はありませんでした。
本当の意味で施術が病気の予防になっているかは、最低でも10年近い経験がないとわかりません。
当院の施術においては、長年の施術の結果により
・正常な症状は正確に出やすくなる。

・異常としての症状は軽減する。

・症状の出ない臓器については未然に防ぐことができている

と考えられるデータを得ています。
自信を持って、正常な症状、異常としての症状のどちらにも対応できていると考えていますので、安心して施術を
受けていただければと思います。